皆さんこんにちは。
神奈川県藤沢市を中心に戸建て注文住宅の建築やリフォーム・リノベーション、増改築工事、塗装工事などを手掛けているメアリーホームです。
ちまたで話題になっている「シューズクローク」。最近、取り入れる方も増えてきていますよね。
シューズクロークとは、玄関横に作られた大きな収納スペースのこと。玄関横にあるので靴を履いたままで入りできるのが特徴です。間取り図では、「SC(シューズクローク)」や「SIC(シューズインクローゼット)と表示されます。
外に出しっぱなしは心配だけど家の中には置きにくい、外の物置に収納すると使いにくい、そんなアイテムを便利に収納できるのがシューズクロークの魅力です。
今回は、そんなシューズクロークを使って、安心で快適な暮らしをするポイントを解説します。
■シューズクロークがおすすめな理由。なぜ利用者が増加しているの?
シューズクロークを取り入れることで、より快適な空間をつくることが可能です。
・スペースを最適化
シューズクロークは、靴やアウター、鞄などを収納する収納スペースです。スペースを最適化し、家族全員のアイテムを収納できるようにすることで、収納スペースの有効活用ができます。
・スペースの整理整頓
シューズクロークを使うことで、靴やアウター、鞄などを一つか所にまとめることができます。 玄関がスッキリと、スペースを整理整頓できるので、家族全員が快適に過ごせます。
・デザイン性の向上
シューズクロークを設けると、玄関に靴や物を置かずに済むので、すっきりと広々とした印象になります。スペースに余裕が生まれるため、デザイン性にこだわることも可能です。
■シューズクロークでより良く選ばれるデザイン
クロークのデザインは、家庭やインテリアのスタイルによって異なります。 一般的には、シンプルで機能的なデザインが人気ですが、以下に一般的なデザインを紹介します。
・モダンなデザイン
モダンなデザインは、シンプルで洗練された印象があります。シューズクロークは、木材や金属を使用して、簡素な形状で作られることが多いです。黒や白などのモノトーンカラーが一般的です。清潔感がありスタイリッシュな印象を与えます。
・ナチュラルなデザイン
ナチュラルなデザインは、木材や竹などの自然素材を使用し、自然な印象を与えます。落ち着いた空間を作ることができます。
・レトロなデザイン
レトロなデザインは、昔懐かしい雰囲気を醸し出します。レトロなシューズ クロークは、古い時代の雰囲気を取り入れているため、独特の雰囲気があります。アンティーク風のデザインや、色鮮やかな色合いが特徴的ですで、個性的な空間を作ることができます。
以上のように、デザインは様々な種類があり、家庭やインテリアのスタイルに合わせて選ぶことができます。
■シューズクロークの扉の有無による種類
シューズクロークは形状などによって分類できます。まずは、扉の有無による種類をみていきます。
・扉付きタイプ
扉付きのタイプは、シューズクロークの内部を隠すことができます。シューズクロークの扉として使われることが多いのは、開き戸(ドア)と折れ戸、引き戸です。
開き戸を設置するには、開閉のためのスペースが必要になります。内開きにすると収納スペースが狭くなり、ドア付近で靴を出したままになっているとぶつかってしまいます。反対に外開きにするのは、玄関にいる人に扉がぶつかってしまう可能性があることからも、不向きです。
折れ戸にすると開閉に必要なスペースが、開き戸と比較してコンパクトになります。ただし、折れ戸は開けたときに扉が折りたたまれている分、開口部が狭くなります。また、子どもが手を挟みやすいことも懸念されます。
一方、引き戸は戸を引き込むためのスペースが必要になりますが、開閉のためのスペースは不要です。開けたままにしておきやすいなど、シューズクロークの扉として使い勝手に優れています。
・オープンタイプ
オープンタイプは、出入り口に扉がないタイプのシューズクロークです。物を出し入れするときに扉の開け閉めをしないで済むので楽ですが、出入り口の位置やレイアウトによっては、内部が見えてしまうことが難点です。一方で、ディスプレイするように靴などを並べて、あえて「見せる収納」にするケースもみられます。
オープンタイプでゲストの視線が気になる場合は、ロールスクリーンやカーテンなどの目隠しを設置するという方法もあります。ロールスクリーンは日常的に上げ下げして使うのは、外出の都度、コードの操作に手間がかかるため向いていません。来客時の目隠しのために使用するのであれば、すっきりとした形状からもおすすめです。
■シューズクロークの動線による種類
シューズクロークは動線による分類では、ウォークインタイプとウォークスルータイプという種類に分けられます。
・ウォークインタイプ
ウォークインタイプは、玄関のみから出入りするタイプのシューズクロークです。ウォークインタイプの棚の設置タイプは、I型とⅡ型、L型、U型の4種類があります。I型は出入り口の正面にのみ棚があるタイプ、Ⅱ型は出入り口の両脇の壁に棚があるタイプです。L型は出入り口の正面と隣接する壁のいずれかに棚があるタイプ、U型は出入り口のある壁を除く3面に棚を設置したタイプになります。
通常、出入り口は1箇所となるため、形状によっては3面の壁面全体を収納スペースとして使うことができるため、ウォークインタイプは収納量を確保しやすいです。
ただし、ウォークインタイプのシューズクロークで狭い場合は、中で直接靴を脱いだり、履いたりすることができません。玄関にシューズクロークに行くためのサンダルなどを置いておくか、コンパクトな下駄箱を設置しておく必要があります。
・ウォークスルータイプ
ウォークスルータイプは、玄関からシューズクロークに入り、シューズクロークを通り抜けて、靴を脱いで室内に入る動線のシューズクロークです。ただし、シューズクロークの中は土足のため、靴を脱いだり履いたりするときに、素足や室内用のスリッパなどで歩くのが気になるかもしれません。サンダルを用意するか、靴を収納する棚の前にすのこを敷いておくといった方法もあります。
ウォークスルータイプは、玄関からゲストは室内に上がりますが、家族はシューズクロークを通って室内に入れるため、玄関からの動線が分かれるのが特徴です。
ウォークスルータイプもウォークインタイプと同じように、棚の設置タイプは、I型とⅡ型、L型、U型の4種類に分けられます。ただし、出入り口が2箇所となるため、収納スペースは狭くなります。
■シューズクロークの設置で知っておきたい注意点
ウォークスルータイプのシューズクロークをつくるのなら、家全体との間取りやライフスタイルとすり合わせをしながら、設置することが重要です。
もしも玄関まわりに小さな手洗い場を設けて、ここで手洗い・うがいを済ませるのなら、無理に洗面室とつなげる必要はありません。シューズクロークとパントリーをつなげれば、水や米など重い食材や備蓄品を、帰宅後スムーズにしまえる家事ラク動線がつくれます。
扉については、開き戸よりもスペースをとらない引き戸がおすすめです。
また扉をつけず、壁をドア型やアーチ型にくりぬいて扉をつけないタイプも、出入りをするたびに扉を開け閉めする必要がないので人気です。
もう一つ気をつけておきたいのは、換気。シューズクロークは湿気がたまりやすいので、換気できる小窓や換気扇をつけないとにおいがこもってしまいます。特に濡れた靴は蒸れてイヤなにおいを発するので、換気対策は十分に備えておきたいですね。
メアリーホームは、実用的で使い勝手のよいプランニングの提案や、水まわり工事に定評があります。新築はもちろん、小さなリフォームから全面的なリノベーションまで承っておりますので、シューズクロークを設置したい、あるいは玄関に手洗い場をつけたいとお考えでしたら、お気軽にご相談ください。
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