フローリングの経年劣化はいつから?床のメンテナンスのポイントをご紹介

皆さんこんにちは。

神奈川県藤沢市を中心に戸建て注文住宅の建築やリフォーム・リノベーション、増改築工事、塗装工事などを手掛けているメアリーホームです。


床材のひとつであり、多くの家庭で使われているフローリング。木材を原料としており、生活によるさまざまな影響を受けやすい箇所です。およそ10年~20年ほど、年数が経つにつれて、汚れの目立ちや塗装の剥がれ、色落ちなどが目立つようになってきます。経年劣化が起きた床は、リフォームが必要ですが、どのようにリフォームしたらいいのか、詳しく紹介します。




■フローリングの経年劣化ってどんな症状?



フローリングの経年劣化は、見た目が悪くなるだけではなく、歩行時の安全性にも問題があります。

経年劣化が進むと、以下のような状態になることがあります。


・フローリングの表面が剥離している

フローリングの表面のワックスや塗装が剥がれて、木材の表面が露出している状態です。この状態を放置しておくと、木材が水分や汚れにさらされ、腐食したり、変色したりする可能性があります。また、フローリングの表面が剥離していると、滑りやすくなり、転倒の危険性もあります。


・多湿による床の腐食

湿気がたまってしまうと、換気が行き届かない部屋の隅や日当たりの悪い場所では床が腐食してしまう可能性があります。荷物を置く部屋になってしまい、人の出入りが少ない部屋や、窓のない部屋は特に注意が必要です。腐食しやすいところには、カビが生える可能性も出てきます。定期的に換気していきましょう。


・シロアリによる被害

シロアリは多湿なところを好みます。床材や床下には、木材が多く使われるのも住宅ならではの特徴です。シロアリに食べられてしまった箇所は、空洞になるため、人の重みに耐えられず、床が沈んでいきます。底が抜けてしまい、支柱を狙われてしまっていたら家が倒壊する可能性も。

シロアリを発見した場合、すぐにシロアリ駆除業者、もしくは、メアリーホームまでご連絡ください。


・重たい荷物で床が沈む

壁一面の本棚等、重たいものが部屋の中にある家は、その床が沈む危険性も。本は1冊あたりおよそ300gありますので、1000冊になると、300kgほどあると言われています。長期間同じ場所に置きっぱなしにしていると、その箇所だけ床が沈んでしまう恐れもあります。


フローリングがギシギシっているとなにが起きるかわからず、怖いですよね。

皆さまの家のフローリングに当てはまる状態があれば、一度リフォームを検討しましょう。




■経年劣化が起きたときの対処法


では、実際に経年劣化により、不具合が生じた場合、どのようにしたらいいでしょうか?

DIYで直そうという方もいらっしゃいますが、一度どのように対応するべきか、専門業者に見てもらうのがおすすめです。


そのなかで、リフォームとなった場合は、「張り替え方法」もしくは、「重ね貼り方法」で対応します。



・張り替え方法

古くなったフローリングをはがし、新しいものに張り替える方法です。重ね貼り方法と違い、手間がかかりますが、現状の床材を全てはがすので、下地の様子を確認しつつ作業を進めることが可能です。その際、万が一、シロアリ被害や腐食で下地がボロボロになっている可能性もありますので、下地の状態も確認しつつ作業を進めてもらいたい方は、張り替えをするのがいいでしょう。



・重ね貼り方法

古くなったフローリングの上から、新しいものをそのまま重ねて貼り付ける方法です。張り替えよりも費用が安く、工期も短いのが特徴です。重ね貼りは床材を重ねる分、厚みができるため、段差が生じる可能性があります。そのせいでドアが開きにくくなることも。できるだけ費用を抑えて床をきれいにしたい。短期間でリフォームを終わらせたい方にはオススメです。




■経年劣化が起きる前にできること



経年劣化を防止するためには、日々のお手入れが必要です。


・フローリングを定期的に掃除する

汚れがたまってしまうと、劣化の原因にもなります。こまめに掃除を行い、清潔感を保ちましょう。


・フローリングに水や油が付いた場合は、すぐに拭き取る

フローリングが汚れてしまうと、変形や腐食の原因になります。水や油がかからないように注意しましょう。


・フローリングに重たい家具を置く場合は、フローリングに傷がつかないようにクッション材を敷く

重たい家具や鋭いとがったものなどを置くと、フローリングに傷がつく恐れが。クッション材を敷いて和らげるか、荷物自体を分散し、軽くしましょう。


・フローリングに直射日光が当たらないようにする

直射日光が常に当たっていると、フローリングが変色したり、割れたりすることがあります。カーテンやブラインドなどをつけて対策をしましょう。


・定期的にワックスがけをする

ワックスを塗ることで、フローリングを保護することができ、汚れが付きにくくなります。

以上のようなお手入れをこまめに行うことで、経年劣化を防ぐことができるようになります。

フローリングは、家の中で最も使用する頻度が高く、フローリングが劣化することで、家全体が悪くなることも考えられます。経年劣化していると感じたら専門業者にリフォームを依頼しましょう。

経年劣化しないように防ぐ対策を行うことも重要です。



メアリーホームは、実用的で使い勝手のよいプランニングの提案や、水まわり工事に定評があります。新築はもちろん、小さなリフォームから全面的なリノベーション、増改築工事など、様々承っておりますので、今の家を増築したい、あるいは将来を見据え、家事楽導線やバリアフリー化をお考えでしたら、お気軽にご相談ください。




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